どうもこんにちは!ワイユーどっとこむ。ななにです!今回は先日3月18日にパブリックアルファ版がリリースされたAsahi Linuxを僕のMacBook Pro 14インチ(M1 Pro)にもインストールしたのでLinuxについては詳しくないのですがインストール方法など話していきたいと思います。
それではいきましょう!レッツジョブズ!!
目次
Asahi Linuxとは
2020年後半以降に発売したMacからAppleがMacをアップルシリコンに移行した(Macの仕様が大きく変更した)ためにLinuxを使えなくなったのですが、Asahi LinuxはそのアップルシリコンでLinuxをネイティブで動作させてOSとして使えるようにしたいという目標に開発しているそうです。
Arch Linuxをもとに開発されてます。
アップルシリコンが出た当初はBoot Campという機能が使えなくなってLinuxを動作させるのは不可能と言われてたのですがなんとかLinuxを動作させてパブリックアルファ版をリリースするまでに至りました。アルファ版なのでまだまだこれからですが。
HDMIやBluetooth、Touch Bar、カメラ、スリープモードなどは現在利用できず、ノッチに対応してないのでノッチの部分は考慮しないアスペクト比は16:10となります。
”Asahi”という名前の由来はカナダが原産で”McIntosh Red”というリンゴの和名である旭リンゴ(あさひりんご)から来ているそうです。ややこしいですがこの”McIntosh Red”というリンゴはApple社の”Macintosh”の由来でもあります。
Asahi Linuxの名前が日本語だから日本人が開発しているわけではないみたいです。(もちろん日本人の開発者もいると思います)
このAsahi Linuxはデュアルブートが想定されていてインストールしてもMac OSはなくならないのでLinuxを知らない人も試しに使ってみるのも悪くないと思います。
インストール方法
インストールはとても簡単で下記のコードをターミナルに打つだけで開始します。
curl https://alx.sh |sh
これを打ったらパスワードが求められ、入力するとインストーラーが起動します。
次にexpert modeにするかどうか聞かれたけど僕はエキスパートではないので”n”と答えました。
次にMac OSで使えるストレージを変更してAsahi Linux用に新たに空きのスペースを作りますか(パーティションの大きさ変えますか)という質問には”r”と答えました。ここは”r”と答えないとダメだと思います。
そうするとMac OSで使えるストレージをどれくらい残すか聞かれるので僕は”90%”と答えました。
使っているMacのストレージによりますがLinux使い倒したい人でなければ多めに答えるのが無難です。
作業中ちょっとフリーズするかもしれないけど開始するか聞かれますが”y”と答えると作業開始します。
作業が終了すると”Resize complete. Press enter to continue.”と言われるのでEnterキーを押しましょう。
そうすると怒涛の質問攻めが来ます。
最初にさっき作ったスペースにインストールするか、もう一度パーティション変更するか、と聞かれますがこれは”f”と答えましょう!
次にどのOSをインストールするか聞かれますが、OSに詳しくない人はデスクトップOSの”1”を選びましょう!
そして新しいスペースのどれくらいを新しいOS割り当てるか聞かれますが”max”で良いと思います。
最後に新しいOSの名前をどうするか聞かれますがなんでも良いです。僕は自分の名前から”nanani-linux”としました。”Asahi Linux”にするのが無難です。
ここまできたらシャットダウンすることになるのですが、シャットダウン後にする手順が表示されます。
これは超重要なので覚えておきましょう。簡単に日本語に意訳すると大体下記の通りになります。
- 完全にシャットダウンするまで15秒程待ちましょう
- 電源ボタンを長押ししましょう
- 起動オプションを表示するまで長押し
- ボリュームリストが表示されるまで待ちましょう
- そしてAsahi Linux(先程名付けたOS名)を選択
- mac OS復旧のダイアログが表示されmac OSの管理者でログイン
- 表示されるAsahi Linux installerに従いましょう
これが終わればインストールは完了でスタートアップ画面で言語や地域、パスワードの登録をすると無事にAsahi Linuxが使えるようになります。
日本語入力の導入
慣れている人はもう自分で好きなようにするといいですが、日本語入力ができるようにだけしたいと思います。
その他別のことがしたい方はArch Linuxで色々検索しましょう。
ここでひとつ注意点があり、もうmac OSではないのでショートカットキーは”Command+C”などではなく”Control+C”になります。そして、ターミナルにペーストするときは”Control+Shift+P”になります。
”fcitx”と”mozc”ってやつを使って日本語入力を導入しましょう。
ターミナル(Konsole)に下記のコードを入力します。
sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool
パスワードを入力したらインストールするかどうか聞かれるので”y”を入力します。
インストールが終わったら、使えるようにするために色々設定します。
~/.xprofile というものに設定を書き込みます。
以下のコードを入力します。
nano ~/.xprofile
入力するとテキストエディター画面になるのでそこに下記のコードを書き込みます。
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
エディター画面は”Control+X”で終われます。
この作業が終わったら、一旦ログアウトして再ログインします
次にfcitxの設定を行います。
左下のところからfcitxで検索してfcitx設定を開きましょう。
開いたら上記のようにMozcとキーボード-日本語を設定しましょう。
左下の+ボタンで追加したりできます。
そして、全体の設定に移って英数字と日本語をどこで切り換えるかを”入力ボタンのオンオフ”から設定できますが、かなキーはなぜかHangulと表記されてしまいます。
僕はこれでうまくいきました。うまくいかないときは”~/.xprofile”内のスペルミスっだったりも考えられます。ログアウトからの再ログインでどうにかなります。頑張ってください。恥ずかしながら僕はスペルミスが原因で1日かけてもできませんでした
mac OSへの戻り方
mac OSへ戻るにはシャットダウンした後、最初にAsahi Linuxを起動したときと同じく電源ボタン長押しで起動オプションを開きます。
そうしたら、Macintosh HDで戻れることには戻れるのですが次起動するときにAsahi Linuxを起動してしまいます。
毎回mac OSを起動するように設定するにはオプションに進みます。
mac OS復旧の画面になるので管理者アカウントでmac OSにログインします。
そうするとなんか色々表示されてますが、左上のリンゴマークのところにある起動ディスク…を選択します。
そうしたら起動したいシステムを選べるのでMacintosh HDを選択して再起動します。
これでいつも通りmac OSが起動します。
Asahi Linuxを再び使いたい時は起動オプションから直接選ぶか、オプションから起動ディスクを選択するかで使えます。
まとめ
まだアルファ版なのでHDMIやBluetoothなどの色々な機能が制限されてますが、試したい人は是非やってみてください!
これからどんどん進化、発展すると思うので楽しみですね。寄付や、フィードバックなどするとたぶんかなり喜ばれると思います。
ちなみになんですが、僕はyayやflatpak経由でインストールしたアプリがアーキテクチャの互換性の問題か、やり方が間違っているのか知りませんがうまく起動しませんでした。
M1でLinuxができるぞ!と結構話題になっていたから食いついたものの僕自身無知すぎてかなり骨が折れました…Linuxに関しては本当に無知なので至らないところしかない記事になってしまった
ということで今回はここまでにしたいと思います。我々ワイユーどっとこむ。ではApple製品を中心にガジェットを楽しみながら学ぶことをコンセプトとして活動していて、YouTubeもやっているのでそちらもチェックお願いします!
それでは次回もレッツライド!!